Field Server II
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ハワイ島での設置例
溶岩を積んで三脚を固定
リストマーク 設置方法

フィールドサーバの設置方法は設置場所の状況や景観に応じてそれぞれ異なります。

1.校正(キャリブレーション)


フィールドサーバを設置する前にキャリブレーションを行って下さい。キャリブレーションのための気温・湿度等の範囲はなるべく広い方が良いため,最低一昼夜行って下さい。キャリブレーションを行う際には三脚で標準気象測器の周囲に設置して下さい。

2.設置
(1)標準的設置方法



オーガ(土壌を鉛直方向に掘るドリル)で直径50mm,深さ500〜1000mm程度の穴を掘ります。その穴にポール(φ48,長さ1000〜2000mm足場用鉄パイプまたはφ40程度のステンレスパイプ等)を差し込み,上から叩いて深さ800〜1500mm程度まで打ち込みます。

φ48の足場用鉄パイプを使った場合には,塩ビパイプ用ジョイント(内径φ50用)でフィールドサーバを固定します。これを使うとフィールドサーバの取り外しが非常に楽です。
塩ビパイプ用ジョイント(内径φ50用)でフィールドサーバを固定します。ケーブル類はポールに結束バンドでしっかり固定して下さい。塩ビパイプ内でフィールドサーバのアクリルパイプとポール上部が密着するようにします。
電源がない場合にはソーラパネルを接続します。ソーラパネルをポールに接続する場合には水平に接続すると,台風等における強風の影響を受け難くなります。

(2)屋上での設置





屋上では,三脚を利用すると設置が楽です。強風で飛ばされないよう,煉瓦やコンクリートブロック,水を入れたポリタンク等で下部をしっかり押さえて下さい。

(3)電柱に設置


私設の電柱や引き込みポール(スッキリポールなど)がある場合には,それを使うことができます。電力会社の電柱も正式な許可を得れば利用できます。

(4)水田への設置


水田は防除作業等の邪魔にならないよう,三脚で設置します。十分足場を広げて台風の強風などで倒れないようにします。
給電は必ず12Vで行って下さい。
水田では内蔵太陽電池で駆動できる間欠駆動型フィールドサーバが便利です(メーカからは未発売)。


3.出発点用フィールドサーバの設置

最初のフィールドサーバは家の外側に設置し,UTPケーブル(Ethernetケーブル)でルータに接続します。ルータはADSLやFTTHに接続します。無線LANルータを接続しても良いですが,外付けアンテナを用いてアンテナを家の外側に設置して下さい。

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